高橋士郎のマイコン制御シリーズ
電脳諧調
コンピュータは反芸術だ
English  高橋士郎

1973「国際コンピュータアート展」

1975「電気通信科学館」企画委員

1992「絵画の方程式」研究紀要
「空気膜ロボット」
充気膜機構を応用したマイコン制御のロボットです。 駆動力として膜体内部の空気圧と、小型モータを使用する簡単な構造ですから、故障が少なく、専門技術者による保守点検は必要ありません。

1980年 ジャンケンロボット
1981年 案内ロボット
1981年 手話ロボット
1982年 百面相システム
1983年 案内ロボット
1983年 腕相撲ロボット
1984年 クイズロボット
1983年 音声認識システム

「空気の論理回路」
医療用の流体素子nor回路72個を組み合わせて、止めどなく変化する流体素子回路の自動作曲演奏機です。プ ログラムはエアーチューブの差し替えで行い、論理回路からの排気出力で直接8音階の笛を鳴らす。

1979年「マイコン80展」 電気通信科学館
1980年「日東工器展示」ニュ−ヨ−ク

「踊る1本の棒」
オーケストラの指揮棒のように、音楽を奏でながら踊ります。本体の棒は、口径の異なる3本の屈曲した管を繋いだもので、3本を別々に回転させることができます。マイコンintel8080の機械語プログラムにより同時制御される3台のパルスモータは、3重構造の柔軟ケーブル介して、3連の管を駆動します。

1978年「マイコン79展」電気通信科学館
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1989年 多摩美術大学 二部デザイン学科
アップル社と産学共同  Mac授業開始
1998年 多摩美術大学 情報デザイン学科
全学的情報インフラ完成 HP運営開始
syllabus 1 2 3 4 5 

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1976年 My first Computer
マイコンキットTK-80とEPROMライタ

デジタル機械語は彫刻の動き・音・光・形を連続させる。プログラミング制御による、柔軟なキネチックアートは魅力である。しかしながら、論理的な設計プロセスと、美的な表現プロセスとの落差は大きく、表現する自分と、表現される自分の関係維持が困難である。1972年マイコン半導体チップ(インテル8080)が市販されると、個人所有のホビーコンピュータが盛んとなり、ハンダの松ヤニで鼻の穴を黒くしながら徹夜でマイコンを組み立てた。