高橋士郎
空気膜造形シリーズ

1) なめらかな動き
2) やわらかな造形
3) ゆたかな量感
4) おおきな造形
5) 現れては消える
6) 環境にやさしい

特徴5) あらわれては消える

大きくなったり小さくなったりする不思議の国のアリスや、現れたり消えたりする千夜一夜物語のアラジンの魔法のランプ、枯れ木に花を咲かせる花咲爺さんの物語等、物語の世界で、事物は自由自在に出現と消去を繰り返します。

日本においては、青森のねぷた、鯉のぼり、雛人形、松飾り お盆の岐阜提灯など、四季おりおりの仮設的な造形が考案されてきました。

仮設的な仕掛けは、その時、その場に応じて随意に空間を装い、陳腐化した日常風景に活気を与え、使用後に取り払われ、「はれ」と「け」の豊かな時空間を演出します。

空気膜造形は、あたかも都市が服飾ファッションを羽織るように、現代都市空間を豊かに装い、大仕掛けなスペクタクル夢の世界を、何時でも何処でも、日常の空間に実現します。

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