封鎖中の学生によって、自主的にバエイケードが解かれることをのぞんでやまないが、そのことによって改革の課題を  してしまうわけにはいかない。
いま多くの学生諸君のあいだには、授業再開を要求する声が高まっている。それは学生にとって当然の要求であり、われわれ教員もまたひとしく切実に授業を待ちのぞんでいる。だからといって、一月の封鎖以前の状態に復帰することだけが正常化とされるならば、四カ月にわたる討議と模索と内面的なたたかいは、空無に帰することになるだろう。われわれは進級、卒業、就職などにかんして、学生諸君のあいだに当然の関心と不安があることわ知っている。にもかかわらず、大学  のためのたんなる段階としてしまうことは、 かかげた要求を裏ぎることになるだろう。
学生諸君の当然の要求にこたえ、授業開始へ