多摩美術大学の教育改革 → 大学の出口

3) 社会ニーズとキャリア教育

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受験生は卒業後の将来に、企業へ就職・美術家として自営・大学院や海外への進学など、より良い生業に従事することを期待して、大学を選択する。
全入学時代の大学は、4年間の教育成果、すなわち、就職実績により評価される。
美大志願の学生は、もともと美術を指向する強い動機を持っている。画家になるためには、就職しては成らないという教育観が画壇にはあるが、それもまたキャリア教育の一つである。
卒業後の充実した生活を獲得するために、生業や人生について、学生自らが課題を発見し、在学中の明確な目標設定を行う必要がある。
卒業制作作品展は、作家デビューの機会でもあり、また就職先企業へむけてのプレゼンテーションでもある。

[アクションプラン]
卒業後の充実した生業を獲得するために

5: カリキュラムの開発
現代的ニーズに対応する高度なカリキュラムを開発し実践する。

■学費負担者の意識
■キャリア教育

6: 教育組織の改革
有効な教育システムを組織する。

■共通教育センタ
■情報感受性と政策

7: 創造的環境の建設
創造的な教育環境を建設する。

■センタ坂路
■上野毛の再開発

8: 就職支援の見直し
産業界や卒業生との連携を活性化し、美術の経営・起業・従業研修などの就職活動を支援する。

■多摩美スタンダード
■卒業生ブランドの強化