株式会社 大井工場 大井修(海洋クルーザー) 大井清次郎専務(登山) 

ごあいさつ

「私共は職人で御座居ます」
 江戸時代の昔より培われた職人の誇りと伝統を受けついでお客様の意に添うような製品を作りたいと日夜願って居るもので あります。
 祖父の清太郎は名人といわれたくらいの仕事熱心で研究心旺盛な人でした。それまでの手作業を、世の中の変革につれて 機械力を使うように改めるなど新技術の導入にも熱心で、その上アントニン・レーモンド氏を始め数々の師と仰ぐ先生方に も恵まれ、その御指導、御鞭達の元で現在の大井工場の基礎を作りました。
 戦後祖父が亡くなり、昭和25年にそれまでの個人経営を株式組織に改め、父義太郎を社長に叔父清次郎を専務として従 事してまいりましたが昭和43年に父が亡くなり、その後叔父清次郎・修も亡くなり、平成2年に私が社長となり本日に至っています。
 当社は銀座で唯一の手作業による火造りの製品も生み出すことができる工場ですが、現在では1/100ミリの精度を必 要とする治工具類も多数製作して居ります。その精密さと職人技術を建築金具にも応用し、よりすぐれた品物を造るべく一 同心掛けて居ります。今後ますます機械力を使用した作業が多くなると思われますが、心はいつまでも職人の心として精進 するつもりで御座います。何卒いままでにまして温かいご支援を賜わりますようお願い申し上げます。

代表取締役 大井光太郎